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応援よろしくお願いすること、しないこと [いろいろ思うこと]

流していたラジオのナイターの勝敗がつきヒーローインタビューが始まった。流しているだけなので誰がお立ち台に立ったのかも知らない。だいいち、もう野球選手の名前など、イチローがわかるくらいでしかない。
それはさておき、最後にその若い選手がいった、
「これからもがんばります!応援よろしくお願いします!!!」
ホームでやったのだろう、満場の拍手と歓声。
「応援よろしくお願いします」か。口の中に何かちょっと苦いものが残るような感じがするのはなぜだろう。応援、声援は力になる、ということはわかるが、どうもなにかすっきりしない。だからといって、そう言うべきではないと思うわけでもない。
応援よろしくお願いします、僕が小さい頃に聞いた覚えがないから、僕になじまないだけなのだろうか。

スポーツ選手は、それぞれの人の中の何かに突き動かされサッカーをしたり野球をしたり卓球をしたり山に登ったりするのだろう。もちろん、絵を描いたり歌を歌ったりお踊りを踊ったりするにしても同様なのだろうが。
そうした自分の中のなにかに突き動かされてやっているだろうことに、僕が応援したければ応援するけど、よろしくお願いされてもなあ・・・、こんな感じなのかもしれない。
今これを読んでくださっている方にしても、この「壺の中」がつまらないと思ったらここを開かない。僕自身が書きたいことを書いているだけなのに「壺の中、応援よろしくお願いします!」などと言われたら興ざめだろうし、恥ずかしい気がして僕にはいえない。


つい先日ラジオでこんな話を聞いた。
ある幼稚園の運動会でのこと。
幼稚園児くらいだと、同じ学年でも一年の差は大きい。
その運動会で、まだ小さく体力もまだまだだったAちゃんが、かけっこで走る番になった。
案の定Aちゃんはびりっけつで、一等賞がゴールインしてもまだまだ真ん中あたり。
一生懸命走るAちゃんに友だちのひとりが声援をおくった。
「がんばれ!Aちゃん!」
堰を切ったようにそこにいたみんながAちゃんに声援をおくった。
「がんばれ!!!Aちゃん!!!」
Aちゃんは一生懸命走って、幼稚園の先生の持つ白いテープにゴールしました。
ゴールインしたAちゃんは満面の笑みを浮かべました。
・・・そんな話でした。

僕はAちゃんのように走りたい、走り続けたいと心から思う。

今回がアップ100回目。
多少なりとも読んでくださる方がいるらしいのに支えられて。
ありがとうございます。
ただただ感謝です。
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