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沖縄ドムスカウンセリングルーム やってます! [カウンセリング・心理のこと]

「・・・やってます!」などというと、冷やし中華を始めたラーメン屋のようだ。
それに「ドムス」などというのは、良さそうなそうでもなさそうな分譲マンションのようだ。
沖縄ドムスカウンセリングルームのブログを立ち上げなければと思っているのだけれど、とりあえすだいたいのことをここに載せようと思う。

カウンセリングは、今まで全く宣伝していなかっただけなのだが、口コミ・紹介などで連絡があると受けていた。
そうこうしていたのだが、最近必要があって
「沖縄ドムスカウンセリングルーム」という屋号をつけた。

屋号をつける必要があったひとつは、・・・
詳しくは書けないが、カウンセリングや相談を受けていると、男性の生きづらさをひしひしと感じさせられることが多い。男たちの、この袋小路に行き当たってしまった心をどうにかしないと、と思っていた。
それで、先月から「月に一度は男の集い」という男性限定の会を始めた。(先にブログに書いた)
この会の具体的な内容はまだまだ流動的なのだが、趣旨としては、心に抱えているものをお互いに話したり聞いたりする中で参加者に気づきが起こり、生き方やパートナーとの関係が自分自身によりしっくりくることをめざす、というようなこと。
ちなみに、この会のチラシをとある知り合いの精神科医に見てもらったら
「沖縄じゃあ誰も来ないよ・・・」と言われ
また別の精神科医に見てもらったら
「とても意味のあることを沖縄でやりはじめるんだね・・・」と。(※1)
とりあえずはまあまあな感じですべりだした。

クライアント中心療法でカウンセリングをやってきてはいたのだが、それに加えて、「タロットを用いたカウンセリング」(なかなかしっくりくる言い方が見つからない!)ということをやり始めたのも理由。どのようにやっているかなど、またブログに書く機会があるかもしれない。ないかもしれない。
タロットは当たるのか?などと時折聞かれるが、はっきり言って当たる。もっとしっくりした言い方をすれば、その人にその時必要なアルカナ(カード)が意味を持って出る。そういう点では、東洋の易によく似たところがあるように思える。
ついでなので書くと、このタロットを用いたカウンセリングのとてもいいなあと思うところは、カウンセリングの「敷居」をすごく低くしてくれたこと。
ちなみに、カウンセリングに占いを持ち込むのはいかがなものか、という声があるのも知っている。療法家の数だけ療法があるようなこの領域の中、タロット占いをしてそれをカウンセリングの話題提供に用いるのに問題はないでしょう。(むしろ、療法にかかわらずカウンセリングの質を問題にすべきなのでしょう)
もっと言ってしまえば、療法家・カウンセラーによっては「話を聞くのは大切だが、だからといって話を聞いてそれで何が変わるというのだ」と露骨にクライアント中心療法を否定する人もいるくらいなのですから。
ちなみに、このタロットを用いたカウンセリングは、ブリーフセラピーのひとつと認識しています。

好きな療法家としてはパールズ、それからアドラー、フランクルなど。
たとえば「実存主義」は、私の写真集『人間遺産』のサブタイトルとして書いている「あなたは宇宙が遺したかけがえのない存在だと思う」というメッセージに符合していてとても好きだ。クライアントにそういうことを感じてほしいと思わなくはないのだが、それは私のエゴであって、ただ私自身がそういう思いでクライアントと一緒にいたい思う。
パールズのゲシュタルトの祈りについても以前書いた。(なまはんか心理学、のどこか)
日本人では、児童精神科医の崎尾英子先生を尊敬している。崎尾先生のことを書くと長くなるが、すごいなあと思うところを簡単に言えば「人の言っている意味がわかる」ところ。

最後に「ドムス」の意味について書きましょう。
ドムスとは、ドメスティック(内の、家庭内の、などの意味)の語源で、ラテン語で「かまど」の意味です。火を囲むのが家族であったし、同じ釜の飯を食うのが家族でした。そこから派生してドムスとは「家族」の意味を持つようになりました。今はドメスティックバイオレンスという使われ方が多いのですが、ドメスティック、ドムスにはもっと温かいものがあります。
それに、糸満市摩文仁の「平和の礎」の前に立つと、かまどさんの名前の多いのに気がついたのもまた理由です。沖縄では、そんなふうに古くから「かまど」を大切にしていて重要な意味があったのでしょう。
「ドムス」は、そうした家族のぬくもり・温かさを大切にしたいという祈りを込めてつけさせていただきました。


なお、もしお問い合わせなどがあれば、
私のホームページ「人間遺産」http://www.ningen-isan.com
「手前生国は・・・」(プロフィールのコーナー)に載せている
携帯電話かメールでお願いいたします。











(※1)
アドラーはこういった。

 誰かが始めなければならない
 他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない
 わたしの助言はこうだ
 あなたが始めるべきだ
 他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく

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