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タロット、ソードの8の意味するものは・・・ [いろいろ思うこと]

タロット占いの仕事では、ウェイト博士がパメラ・コールマン・スミスに描かせたタロットデッキ、いわゆるウェイト版を使っている。
最近のタロット占いの仕事で、その人の未来に「ソードの8」が出た。絵柄は、8本の剣に囲まれるようにして、目隠しされ縛られている臙脂の服を着た女性が立っている、という図だ。
ソードは剣であり、ソードのスート全体を通して暖かみのあるニュアンスは少なく、ソードの8もその例にもれず、剣に囲われ縛られて・・・、というものだ。
ほとんどセッションの終盤になってからのことではあるが、8本の剣に囲われているのではなく、守られているのかもしれないという考えが浮かんだ。緩く縛られたその図からしても「囚われている」という意識から離れてもいいのではないだろうか。
彼女は目隠しされ縛られてはいるけれども、彼女自身の思考や意識は縛られることはない、むしろ、何かを思考するために、あえて言えば、精神的な成長のためにそのようにしているのかもしれない。
それは、例えば「さなぎ」に似ている。そう思ってこのアルカナ(カード)を見直すと、彼女の姿態はさなぎに似ている気もする。
完全変態。たとえば蝶などは幼虫から成虫になる途中の段階でさなぎになる。そのとき、さなぎは、その中で一旦どろどろになり、そして、成虫である蝶の形を作り直す。
ひとは、身体の形こそどろどろに溶けはしないものの、意識・思考においては、自分のものの見方や握りしめている正しさなど、手放し変化してゆくとき、意識世界はどろどろになっているのかもしれない。
その時は非常に不安定であり、自分の身体もそうであるが、自分の意識世界もあるところで守ってもらう必要があるのかもしれない。













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