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カメラの歴史、ったって個人的な(3) [カメラマンになる周辺など]

コンパクトカメラもいくつか使ってきた。
水中で使えるニコンのカリブというカメラを買った。そこそこごつい感じで好き嫌いがひとによってあるかもしれない。
水中では使ったことがあるかないかくらいなのだが、アジアの「みずかけ祭り」みたいなところで気楽に泥まみれになることができる。もっとも、いまでは土地の人もカメラには気を遣って、カメラを持っているとわかると、水をかけたりはしないようにしてくれた。そうやって使った後に水洗いできるのもまたよかった。残念なことに、裏蓋を開閉するつまみが壊れ、部品がないということで修理不能になったままお蔵入りになってしまっている。
リコーのGR1というカメラは高かっただけあって優れものだった。ちょっとした仕事でも充分な画質だったし、大きさもよかった。男性用のシャツの胸ポケットにちょうど入る大きさだった。首からストラップをつけて胸ポケットに入れておくと、どうしてもさっと撮りたいときにセカンドカメラとして使ったり、海外の撮影だと、たとえば仕事が終わって晩ご飯に行くときに、一眼レフを持って行くのはおっくうだが、何かしらカメラを持って行きたいときに活躍した。
ニコンの28Tiというコンパクトカメラも買ったが、これはあまり使われなかった。これも高価なコンパクトカメラであったが、性に合わないところがあったのだろう。使ってみないとわからない。
オリンパスの手頃なコンパクトカメラも使ったことがあった。(名前は覚えていない)ごくごく普通のコンパクトカメラだったので、ごくごく普通に使ったのだった。何も問題はなかったが、山奥に住んでいるSさんの所に行ったとき、そこの家にはカメラがないことがわかって、置いてきた。
僕が手にしたコンパクトカメラで、ダントツに好きなのが、ローライ35(Rollei35)だ。とにかく小さくてかわいい。レンズもカールツァイスの流れを汲んだものでローライのライセンス生産のテッサー(Tessar)。と書きながらも、使ってみて「やっぱりテッサーはいい味してるな」などと違いは僕にはわからない。
露出計がついているが、絞りもシャッタースピードもピントもマニュアル。ピントは距離のメモリが書いてあるだけで、カンで合わせる。こういう作業を不便だと感じる人には向かない。こういう作業を自由だと思える人に向く。
首にぶら下げて新宿をあるいていたときに、女性に「かわいいカメラ!!」といわれたことがあった。僕がかわいいわけではない。
銀塩の時代が続いていたら、散歩にはこれを持って出かけたい。持っていることが楽しいカメラはいい。

思い出せるものをつらつらと書いてみた。デジタルカメラももちろん持っているが、ここには書かない。


これを書いている今、台風19号が来ている。中心部は朝方通り過ぎたが、なんせのんびりとしたヤツでしかもでっかいときているからやっかいだ。一昨日の夕方から雨戸は閉めっぱなし。庭を覗くとなんだかスッキリしてしまったような感じ。隣家との隙間を灰色の風が吠えながら直線の束になって飛んで行く。

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