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「なんくるないさぁ〜」 [いろいろ思うこと]

沖縄の言葉や食文化などが本土でも広く知られるようになった。
うちなぁぐち(沖縄の言葉)の「なんくるないさぁ〜」。
共通的な日本語でどんな言葉がしっくりくるのかわからないが、
「なんともない」「大丈夫だよ」などのようになるだろうか。

幸せ度合いは別にして、楽ではない生活が続いただろう沖縄。
低い山しかない小さな島は、その年のお天道さまの具合で、
すぐに飢饉にもなっただろうし、漁のできない日も続いたろうと思う。
人頭税も人々を苦しめた。
そんな中で、あるときは鉄の雨も降った。

たとえば夫を亡くした女性は、それでも生き抜かなければならず
子どもたちを抱えながらどれほど苦労したことだろうかと思う。
そうしたなかで、彼女たちはこう言うしかなかったと思う。
「なんくるないさぁ〜」
本当に何ともない人は、「何ともない」という必要などなかった。
自分を鼓舞しなければ生きられなかったのだろう。

あしたは、慰霊の日。

辺野古に作ろうとしているのは、替わりのものではない。
超巨大な軍港。
超弩級の空母も着岸予定されている。
海も人も、死んでしまったら
「なんくるないさぁ〜」とも言えない。

生きていればこそ。
そして、
生きているからこそ言わなければならないこと。







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