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みずうみコレクション(6)ウユニ塩湖 [旅のこと]

みずうみコレクションといっても、なにか特別な湖や川や海をコレクションしているわけではない。世界遺産を制覇するぞとか、そういったノリでは全くない。ただ個人的に思い出に残ったものをたまに書いているだけだ。
そんなコレクションではあるけれども、ウユニ塩湖はその中でも変わり種のひとつだ。

その夏、ペルー、ボリビアへ1ヶ月半の撮影旅行をした。日本の夏休み(といっても、フリーのカメラマンなので勝手に休んだだけだが。その間、多少仕事をなくした)、南半球では真冬。
ボリビアで一ヶ月くらい過ごしたと思う。町から町へバスで移動するごとに、標高が変わり、緯度が変わり、気候が変わったのを記憶している。
何という町からだったか憶えていないが、(ロンリープラネットのガイドブックを開けば、思い出すのだろうが、そのガイドブックは他のガイドブックと一緒にガムテープに縛られた段ボールに押し込まれたままになっている)その夕方ウユニ塩湖のほとりの町までゆくバスに乗った。ウユニ塩湖とは関係ないが、そのバスはボリビアで乗ったバスの中でもおんぼろで、昭和30年代のおもむきで、窓が閉まりきらないところがあったし、それに、一番後ろの席の真ん中だったから、だいたい想像してもらえると思う。
南半球では南にゆくほど寒くなる。バスは南下していったし、そんなバスだったから、真夜中を待たずにシュラフを出してすっぽりと身体を入れた。
真冬の午前4時頃にバスは小さく地味な町に着いた。

ウユニ塩湖への一日ツアーに参加した。雪原のように真っ白い塩の平原が続くなかをバスは走った。お客さん向けに平原の中で停まると、ガンガンに固まった塩を靴の底で砕いたりした。ほとんど砕けることはなかったが、お土産に少しはもって帰ったかもしれなかった。
塩湖の中に、島のように少しばかり突き出たところがあって、そのひとつに上がって時間を過ごした。そこには巨大なサボテンがあって、なにか珍しい生き物を見るようにして写真を撮った。
http://www.ningen-isan.com/tabisora/pic6.html
帰路についたときには夕暮れ時だった。
http://www.ningen-isan.com/tabisora/pic16.html

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