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雪五尺 [いろいろ思うこと]

10年くらいも前になるだろうか、黒姫山の麓に住んでいる知り合いのところに行く途中、たまたま小林一茶が最後に住んだ家を見た。家というよりも土蔵というかまあそんな物で、土間と一間あるだけで、そして小さな窓があった。質素なものだった。長野県信濃町、冬は寒いことだろうと思う。
「これがまあ 終の棲家か 雪五尺」
数はどのくらいだったか思い出せないが(最近よく「記憶」が頭の中でかくれんぼをする)一茶はとってもたくさん俳句を作っていて、その数を知ったとき、「この人の頭の中は5と7でできている!」と驚いた記憶がある。ず〜〜っと5と7で物事を考えないとこんな多くの句はできないと思った。
「一茶さん 頭の中を 覗きたい」
「あれれまあ なんでそんなに できちゃうの」
「五と七で 頭の中が いっぱいね」

俳句はかさばらなくていい。この次生まれてくるときには荷物の少なくてすむ仕事をしたいと思う。
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