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甘噛み [いろいろ思うこと]

このあいだの猫も甘噛みができなかった。じゃれついてくるのはいいのだけれど、じゃれて咬みついて爪を立てたりすると、痛い。ンガと咬みつきキイと爪を立てるものだから痛い。ほかにも甘噛みのできない(できなかった)猫を何匹か知っている。
仲間同士でももちろんだけれど、違う動物である人間に対して痛さの微妙な具合を感じ取るのは高度な学習なのだろうと思う。いったい猫や犬はいつどこでそんな「甘噛み」を覚えるのだろうか。
生まれてから仲間や兄弟とじゃれ合ったり、母猫に甘えたり、そんなことをするうちに相手の痛さの具合を微妙に感じながら相手に対するいたわりを学んでゆくのだろうか。つい先日聞いた話では、国によっては仔猫仔犬のごく小さいうちの売買を禁止していて、それは、小さいうちに母猫(犬)と一緒にさせて、充分にスキンシップをとらせるためなのだという。
甘噛みのできない猫の生まれ育ちを聞くと、あまり恵まれているとは言い難いのが多いような気がする。甘噛みは愛され体験に関係するのだろうか。
S大学のS先生が「相手のことに思いが及ばない大学生が非常に多い」といっていた。ひきこもったり、暴力的になったり、なかなか人と繋がってゆけないという。
「あなたが噛んだ、小指が痛い・・・」自分の指を噛んで、このくらいの噛み具合だったら次の日まで思い出に残る痛さだな、などと練習するわけでもないだろう。

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